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ビザ申請で失敗しないために審査官が見ている3つの視点と対策

  • 千代田国際行政書士事務所
  • 5月23日
  • 読了時間: 2分

更新日:6月17日


ビザ申請を象徴するパスポートとスタンプ、飛行機の模型を用いたイメージ写真|千代田国際行政書士事務所

「先生、ちゃんと行政書士に頼んだのに落ちました。どうしてですか?」


これは、実際にご相談に来られた中国出身の経営者の方の言葉です。資本金500万円、日本で法人を設立し、立派な事業計画書を提出したにも関わらず「不許可」になったとのこと。 一体、何がいけなかったのか?——ビザ申請でありがちな「思い込み」や「制度の誤解」が原因で、申請が通らないケースは意外と多くあります。


この記事では、これからビザ申請を予定している方や、少しでも不安がある方に向けて、審査官の視点から見た「通りやすい申請」と「落ちやすい誤解」の違いを整理してお伝えします。



誤解①:「書類さえ出せば通る」


「行政書士に頼んで書類を出せば、自動的に許可が出る」という誤解は根強くあります。

もちろん必要書類を正確に整備することは大前提ですが、審査で重要なのは「書類の中身が、審査官の視点で納得できるかどうか」です。


特に経営管理ビザの場合、提出された事業計画がどれだけ現実的か、継続性があるか、収支予測が甘くないか、日本での実態があるかなど、非常に細かく見られます。



誤解②:「過去に通った人と同じやり方で大丈夫」


知人の成功事例やインターネット上の体験談を真に受け、「あの人が通ったから自分も大丈夫」と考える方も多いです。しかし審査は「個別事情」に基づいて判断されます。例えば、同じ業種でも申請者の国籍、年齢、資本金の出所、事業の熟度によって評価基準は変わります。


特に最近では、入管の審査がより厳格になっており、「昔は通ったパターン」もそのまま通用しなくなっています。



誤解③:「不許可になっても再申請すればいい」


「もし落ちても、また出せばいい」と軽く考えてしまうのもよくある落とし穴です。実際には、一度不許可になると「なぜダメだったか」を納得のいく形で修正しない限り、再申請しても同じ結果になります。


特に、短期間で同じ内容を再提出すると「準備不足」「理解不足」とみなされ、信頼性を損なうことも。再申請を検討する際は、冷静な分析と正しい方向性の修正が不可欠です。



まとめ:正しい視点が、結果を変える


ビザ申請で失敗しないためには、「どの制度をどう使うか」よりも、「審査官がどう見ているか」を理解した準備こそが、許可への近道です。


誤解や思い込みではなく、制度に基づいたロジックで申請を行えば、無理なく・無駄なく進めることができます。


「今、自分が出そうとしている申請は本当に通る方向なのか?」そう思ったときが、見直すチャンスです。安心して進めたい方は、ぜひ専門家のサポートもご活用ください。






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