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行政書士に頼む意味、ありますか?“自分でできる”申請で見落とされがちな落とし穴

  • 千代田国際行政書士事務所
  • 6月18日
  • 読了時間: 3分
申請書に押印する行政書士の手元と信頼性を象徴する場面


最近では、インターネットで情報収集し、申請書類もオンラインで提出できる時代になりました。「わざわざ行政書士に頼まなくても、自分でできるのでは?」――そんな声を聞くことも少なくありません。


確かに、制度や手続きの概要は、公式サイトにも丁寧に説明されています。それでもなお、現場で多くの申請をサポートしてきた行政書士として、声を大にして言いたいのは:

“通る申請”は、出す前の設計で決まります。


書類をきれいに整えることと、「制度の現場で通すこと」はまったくの別物。その違いについて、今回は少しだけ深堀りしてみましょう。



「自分で申請」できる人が増えた背景


行政手続きのデジタル化が進み、今では以下のようなサポートが整っています:

  • 法務省・入管・自治体などの公式ページ

  • 申請書ダウンロードやオンライン提出

  • ChatGPTやSNSなどで情報共有も活発

これだけ見れば、「専門家に依頼する理由は?」と思われるのも当然です。



でも、現場ではこんなことが起きています


私の元に相談が来る方の中には、一度は自力で申請しようとした経験がある人も少なくありません。実際に起きているのは、次のようなケースです:

  • 情報が古く、現在の審査傾向に合っていない

  • 条件を満たしていると思っていたが、審査側の解釈で否認された

  • 他人の事例を参考にして自分の状況に合っていなかった

  • 書類が形式的には正しくても、審査官に伝わるロジックが抜けていた


行政書士の仕事は、これらを**「出す前に」見抜いて修正すること**です。単なる書類作成者ではなく、制度と申請者をつなぐ翻訳者でもあります。



🧩 制度の文章と、現場の「通し方」は違う


制度上の要件と、実際に審査が通る要件には、**“読み解きの距離”**があります。

たとえば:

  • 経営管理ビザ → オフィスの形態・立地の実態に強く左右される

  • 永住申請 → 年収や年數が足りていても、**“補足説明の有無”**で落とされる例がある

  • 建設業許可 → 下請けとの契約関係や管理体制まで見られる場合も


これらはすべて、書類を整える前の段階でどう設計するかにかかっており、行政書士の支援が大きな差になります。



まとめ:行政書士に「頼む意味」とは


「自分でできることを、あえて頼む」というのは、コストではなく精度と安全性の投資です。

  • 誤解しやすい制度解釈の確認

  • 書類の流れと整合性の調整

  • 将来的な更新や変更への布石


これらを含めて、「申請を通す」ことに本気で向き合いたい方には、行政書士の支援は決して無駄ではありません。



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